木造建築の一戸建ての場合に、ごくまれにシロアリのような木材を食べてしまう虫が繁殖して、木材部分を食べられてしまうことがあります。
家の中から自然発生するというよりも、屋外からの侵入です。自宅に問題がある場合も多いですが、意外な理由として挙げられるのが、近隣の住宅がシロアリ駆除や害虫害獣駆除を行なった場合に逃げてくることがあるのを覚えておくと良いでしょう。シロアリのような木材を食べてしまう虫は、フローリングを食べてしまうこともあるからです。フローリングの床板と床板との隙間がある場合に、目地の部分から虫が出てくる場合もあります。虫に食べられてしまったフローリングは、目地をシーリング剤で塞いで補修しましょう。隙間や目地を塞いでおくと、虫は室内へ出られません。床下だけの被害に抑えられれば、床下への害虫駆除だけで作業を完成させられます。フローリングの補修で使用するシーリング剤は、床板と同じ材質の色で選びましょう。目地の部分にシーリング剤を流し込むように入れます。乾燥したら盛り上がった部分をヘラなどで削ります。フローリングの床板にはマスキングテープを貼っておき、隙間と目地の部分だけを露出させておくと、床板が汚れません。シーリング剤そのものにカビ予防効果が含まれていますので、湿気にも強いです。同じ要領で、虫の被害がなくても汚れや黒ずみが目立つ目地を、美しく補修することもできます。ヘラは定規やカッターで代用できます。