パワコンとは太陽光発電システムにおいて、パネルで発電した直流電気を交流電気に変換する、パワーコンディショナーのことで、略してパワコンと呼ばれるユニットのことです。このユニットが電気変換するときは、必ず変換ロスが発生しますが、パナソニックのユニットは変換効率96%を誇ります。通常は94%程度ですから、かなりの高効率で、作った電気をより多く使用できる電気に変換してくれるということになります。太陽光発電は、太陽の出ていない夜はもちろん、日射量の少ない朝方や夕方は発電量は少量です。
パナソニックのパワコンは、日射量の少ない時間帯でも常にロスの少ない最適なポイントに追従する、MPPT制御を実現。高い発電量を確保しています。これは日射量の少ない曇りの日でも力を発揮します。従来のパワコンは湿度に弱かったのですが、パナソニックは防湿性をアップさせるアイテムを用意し、湿度の高いところにも設置が可能。
これまで設置不可能だった脱衣所にも設置ができるようにしました。加えて海岸から近いところには設置ができなかった従来品を、取替えキットにより重塩害地域にも設置ができるようになりました。従来は同一の柱上トランスに多数台のパワコンを連結させる場合、電力会社との連係協議の際に相互干渉の有無を見る複数台連系試験データの提出が必要でしたが、ユニットに対策機構を設け、不要とし、電力会社との連係がスムーズとなりました。また、既に太陽光発電システムを設置している系統に新たに複数のシステムを連結予定の場合、力率を0.8~1.00の間で設定が可能で、電力会社の電圧上昇抑制対策に対応できます。
パナソニック製は、たとえ災害などで長期間停電になったとしても、備わっている自立運転コンセントを使って電気を使用することができます。