パワコンの機能と注意点

パワコンは太陽光発電システムの一部であり、直流の電気を交流に変換します。変換率が高いとこのときの損失が低くなり、売電収益を上げやすくなります。また、電線内の電圧を法律で定められた値に留めるために出力を停止する電圧抑制、異常が発生したときに周辺地域へトラブルを起こさないようにするための系統連系保護、日射で変化する発電量を最大にするために自動制御を行うMPPT、非常時に周辺と切り離して発電を行う自立運転、熱による故障を防ぐための温度抑制など様々な機能があります。設置する際はパワコンと配電盤の距離を近くしてケーブルを短くするのが好ましいです。

ケーブルが長くなると抵抗が上がって電圧が高くなるので電圧抑制が発生する要因になり、電気の損失も増えます。また、パワコンを冷却するためにファンが動作しているため、騒音も発生します。これが動作するのは発電が行われる日中であるため、夜間の影響は気にしなくても良いですが、居間の近くなどに設置すると気になる可能性があります。日中に人のいる部屋の近くにしか設置できない場合は騒音の少ない製品を選びましょう。

精密機械で故障しやすいので、取扱にも注意が必要です。屋内に設置する場合は通気性を良くするため、密閉空間に設置しないようにします。屋外に設置する場合は直射日光が当たったり、雨に晒されない場所に設置します。また、いずれの場合も通風孔を塞いだり、通風孔から埃などの異物が内部に入り込まないようにしましょう。

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